1:2019/12/15(日) 07:07:05.79ID:2tAU1kcn9 12/15(日) 6:00 ザテレビジョン
大河ドラマ「いだてん―」がいよいよ最終回!宮藤官九郎「この年齢で、この体力で出会えて良かった」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191215-00216172-the_tv-ent
大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」の脚本を手掛けた宮藤官九郎氏(C)NHK
https://amd.c.yimg.jp/amd/20191215-00000139-spnannex-000-1-view.jpg
大河ドラマ「いだてん―」が最終回を迎える
中村勘九郎と阿部サダヲがダブル主演を務める大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)が12月15日(日)に最終回を迎える。
宮藤官九郎が脚本を手掛けた日本のスポーツの歴史物語で、日本で初めてオリンピックに参加した金栗四三(勘九郎)と日本にオリンピックを招致した田畑政治(阿部)が奮闘する姿を描いた同作。
最終回にあたり、脚本の宮藤からコメントが到着した。
今回が大河ドラマ初執筆だった宮藤は、「歴史の資料を元にドラマを描くのは、僕にとってチャレンジでした。残されている膨大な資料はたくさんのヒントが得られたと同時に、足かせにもなりました。とはいえ、当然記録に残っていない部分もたくさんあり、そこは自分で埋めていっていいと都合良く解釈して描いたシーンもたくさんあります」と大河ドラマならではのエピソードを明かす。
そして、「『いだてん―』の執筆が決まった当初は『最後まで書き終わらないうちに体を壊したらどうしよう』という怖さもありました。でも、全てを終えた今振り返ると、やっぱりいい経験でしたね」と振り返った。
■ 脚本・宮藤官九郎コメント
歴史の資料を元にドラマを描くのは、僕にとってチャレンジでした。
残されている膨大な資料はたくさんのヒントが得られたと同時に、足かせにもなりました。とはいえ、当然記録に残っていない部分もたくさんあり、そこは自分で埋めていっていいと都合良く解釈して描いたシーンもたくさんあります。
資料はドラマを描くときのヒントであり、材料みたいなものを与えてくれるもの。これとこれを組み合わせたらどうなるだろう? って、自分で考えていく感じです。
そのなかに架空の人もいて、絶対に交わらないはずの金栗さんと志ん生が間接的につながるという。それは架空の人物を配置したからこその面白さですよね。ですから、史実に沿ってドラマを描くのも楽しかったです。
よくよく考えたらオリジナルのドラマを書いているときも、身近な誰かをモデルにしたり、役者さんにあてて書いている時点でもう100パーセント僕の頭にあるものではないので、普段から同じようなことをやっているんだなと気づきました。
「いだてん―」の執筆が決まった当初は「最後まで書き終わらないうちに体を壊したらどうしよう」という怖さもありました。でも、全てを終えた今振り返ると、やっぱりいい経験でしたね。今だからできたと思います。
年を取ったらここまで情報処理ができなかったと思うし、逆に若かったらもっと自分を出したくなって、実在の人物よりも自分の頭で考えたことを優先したくなっちゃったかもしれません。
そう考えると、この年齢で、この体力で「いだてん―」と出会えて良かったなと思います。
■ チーフ演出(最終回の演出を担当)・井上剛コメント
最初に台本を読んだときは「これだけの内容を60分に詰め込めるかな」と思うような宮藤さんの迫力を感じました。しかも制作陣全員の思いがあふれているので、台本に書かれていること以上に行間を拾っていかないといけないしと意気込みました(笑)。
「初回から繋がっている! と感じてもらえるためにどう見せるか」を意識しながら、撮影だけでなく編集や音楽も大車輪の活躍で、何とか凝縮したドラマを60分で描くことができたと思います。
最終回といえばいつもそうですが、終盤のスタッフの疲弊度や差し迫るスケジュールにも頭を悩ませながら(笑)、それでも“ワンチーム”となって全員が力を出し切ったことで、自信を持ってお届けできる最終回になったと思っています。
これほど身近に感じられる大河ドラマはこれまでなかったと思います。まさに現代を生きる私たちと地続きの物語。それを掲げてドラマを紡いできたので、視聴者の皆さんにとっても過去とのつながりを実感できるドラマであればいいなと思っています。
(おわり)
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