1:2019/11/28(木) 21:17:38.03ID:FciiySHt9 自身令和初、そして日本国籍を取得して初めての賜杯とあって、口もなめらかだった。
11月場所で、43回目の優勝を飾った横綱白鵬(34)。
25日の一夜明け会見ではさらなる目標を聞かれ、一度は「45回」と答えたものの、すぐに撤回。
「50回かな。2年後か3年後かはわからないけど、東京五輪は越すな」
と、大言壮語だった。
同日行われた横綱審議委員会では、12日目の遠藤戦で繰り出した右のエルボーについて「見苦しい」という意見が出たが、それもどこ吹く風だ。
今年9月には念願の日本国籍を取得。引退後は晴れて親方になれることが決定し、後顧の憂いもない――と、白鵬は思い込んでいるに違いない。
以前は「銀座にガラス張りの部屋をつくる」と豪語したこともある。しかし、そもそも引退後は親方になれると決まったわけじゃない。
日本国籍の保有は、親方資格のひとつにすぎないからだ。
■一代年寄は絶望的
まず、白鵬が望んでいる一代年寄は協会にはねつけられる可能性が高い。
顕著な功績を残した横綱は、一代に限り引退後も現役時代のしこ名のまま親方になれる。
確かに白鵬は歴代最多の43回の優勝を誇るも、同時に素行不良で厳重注意の常連でもある。
角界では「本気で一代年寄になれると思っているのは白鵬本人だけ」との声もあるほど。
一代年寄の承認は理事会で行われるが、白鵬の場合は審議すらされないケースまであり得るという。
■親方株は空き株なし
となれば、年寄名跡、通称「親方株」を取得するしかない。ある親方は「これが一番難しい」と、こう続ける。
「空いている株がほとんどないんですよ。使われていない株はあっても、すでに継承者が決まっているものばかり。
親方株は基本、一門内で代々継承していくもの。過去にはよその一門の株を取得し、所属一門から破門された親方もいた。
出羽海や二所ノ関といった規模が大きな一門は保有している株も多いが、白鵬が所属する伊勢ケ浜一門は小規模ですからね」
ならば師匠である宮城野親方(元前頭竹葉山)から継承すればいいと思いきや、こちらもすんなりとはいかない事情がある。
「現在62歳の宮城野さんは定年延長を希望しているというんです。相撲協会は65歳が定年。
再雇用制度を利用すれば、給料は減るが5年間、定年を延長できる。つまり、宮城野さんは70歳まであと8年間、株を保有することになりますから」(前出の親方)
■5年の期間限定
一代年寄が認められず、株がなかったとしても親方になることは可能だ。
横綱なら引退後から5年、大関なら3年、しこ名のまま無条件で親方ができる。
が、あくまで期間限定。白鵬が宮城野株を継承する気なら、この制度を利用しても師匠の65歳定年より先に引退することはできない。
それ以前にしこ名で親方になっても、5年後に辞めなければならないからだ。
障害はまだある。親方になれるかどうかは、最終的に相撲協会の承認を得なければいけない。
かつて親方株が個人間で高額売買されていた時代ですら、理事会の許可がなければ継承は認められなかった。
2014年の公益財団法人への移行に合わせ、売買は禁止。協会が株を一括管理するようになった現在は、年寄資格審査委員会の承認が必要になる。白鵬はそこで親方株の襲名申請を却下される可能性があるというのだ。
ある角界OBは「古い話だが」と、前置きしてこう続ける。
「親方株を取得しても、親方になれなかった力士がいた。それが80年代の八百長騒動の中心人物だった板井圭介です。
ただ、当時は角界中に八百長が蔓延していた時代。『親方にふさわしくない』と判断された理由は、八百長ではなく素行です。
板井は本場所には出場するものの、巡業はほとんどサボっていた。どこそこを負傷したという診断書こそ出しながら、本場所では元気に相撲を取る。
そうした素行が協会の逆鱗に触れ、理事会で許可が出なかった」
身勝手さやワガママぶりは白鵬も負けてはいない。優勝インタビューでの万歳三唱や三本締めはもとより、
相手に合わせない自分本位の立ち合い、ダメ押し、突き押し対策で取組前に胸の汗を拭かないなど、これでもかと横綱という地位や品位を汚しまくっている。
大相撲は単なるスポーツではない。日本の伝統文化を守る側面もあるだけに、強ければよいというわけにはいかないのだ。
もし、白鵬が親方という夢をかなえられなかったとすれば、それは自業自得以外の何物でもない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191128-00000006-nkgendai-spo
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